4つの機能を統合し中長期に企業を支援する少数精鋭のコンサルティング・ファーム

戦略・テクノロジー・ビジネスプロセス・人事組織の4つの機能を統合し、中長期に企業を支援するシナジェティック・コンサルティング。元ベイン・アンド・カンパニーのパートナーで、2007年より同社の共同経営者を務める白石章二氏にお話をお伺いしました。
御社の設立の経緯を教えていただけますか?
設立メンバーはクーパース・アンド・ライブランドのマネジメント・コンサルティング部門の出身で、AT&Tのネットワーク・セントリック・ビジネスにおいて「自分たちのもつテクノロジーを使ってビジネスに役立てたい」という思いのもと事業戦略からIT構築・運用までを支援する先進的なグローバル事業立ち上げに参画しました。
当時は数百人で立ち上がり、日本の代表を田村(現シナジェティック共同代表)が務めることになったのですが、本社での方針転換があったため、コアメンバーがスピンアウトし当社を立ち上げました。
私はベイン・アンド・カンパニーにいたわけですが、当時、田村から単なるITではなく、ITを使ったビジネスコンサルティングを目指すという話を聞いていました。田村は戦略とオペレーションとそれを支えるITの仕組みがセットになった時に、どのような価値がお客様に提供できるのか追求したいという思いで1998年に独立したのです。
白石様はどのような思いでシナジェティック・コンサルティングに参画されたのでしょうか?
大手戦略系コンサルティングファームのベイン・アンド・カンパニーで20年ほど仕事をしましたが、大手の限界を感じたという点ですね。ベイン・アンド・カンパニーもグローバルで3000人を超え、徐々に組織が大きくなっていきました。大きな組織になってくると組織を維持し、更に発展していこうとします。これはある意味、当然のことですよね。大手の場合、"組織の維持・拡大"と"コンサルティングそのものの追求"というバランスの中で、会社を運営していこうとするわけですが、私としては「世の中に必要はコンサルティングを追求したい」という想いがありました。
その想いを実現するためにシナジェティック・コンサルティングに参画しました。
具体的に「世の中に必要なコンサルティングを追求する」とはどのようなものなのでしょうか?
2つあるのですが、1つ目は産業と金融のバランスを考えたときに、金融の課題ばかりが大きく取り上げられ、産業の課題があまり注目をあつめていないということです。サブプライムの問題が顕在化するまでは「金融が強くなりすぎている」と感じていましたし、今の状況になると「金融ばかりが悪い」または「政府の失敗がそれを引き起こした」などと言われていますが、産業がもっと努力をしなければいけない面もあると考えています。
私は当社に参画した当時より「もっと産業の力を強くしなければいけない」「産業としてやらなければいけないことがある」という思いがあり、産業に対してもっとお手伝いをしたいと考えています。
端的に言うと新しい商品、新しいサービス、新しいビジネスモデルがもっと出てこないといけないということですね。いまあるものを効率化し安くしただけでは、更なる発展は望めません。新しいものを生み出す力が非常に重要になってきます。
各企業が自分たちの事業の定義をどう変革していくか、またその中で新しい商品やサービスをどのように世の中に出していくか、という具体的な変革をお手伝いし、支援していくようなコンサルティングをやりたいという思いがあります。
2つ目は新しい領域を実行しようとすると、企業の方が中心になりプロジェクトを推進する必要があります。コンサルタント主体のプロジェクトでは企業は動いていきません。様々なプロジェクトのパターンを見てきていますが、大手の戦略ファームでは、高額なFee(報酬)で3ヶ月や半年という比較的短期間のプロジェクトというのが一般的で、コンサルタントが主役になって方向性を作ります。もちろんこのスタイルも重要ですし、今後もニーズはなくならないと思いますが、このスタイルでは、私たちが目指すコンサルティングは不可能なのです。
あくまでも新しいものを生み出す主役は、エンジニアや商品企画・経営企画など企業の方々です。コンサルタントは企業の方々に対して、気づきを与える役目になります。「自分たちがどう変わらなければいけないか」とを自覚していただき、推進していく際に間違いの無いように外部からお手伝いさせていただきます。このようなことをやろうとすると長い時間をかけてお手伝いする必要があります。
そうするとプロジェクトの進め方も違うのでしょうか?
プロジェクトの進め方も中長期のものが多いですね。2~3年かけて、事業そのもののあり方をどう変えていくかというテーマが多いです。
プロジェクトでは最終的に目指すべきゴールを共有して作る、またそこに至る道筋を明確にします。これが戦略・ビジョンになります。社内の商品やPR力で足りるのであれば、社内の人たちを活性化すればいいですし、動き方を変えてもらえばよいのです。または足りないスキルや技術があれば別のかたちで補うということを提案します。また人が足りない、スキルを持った人はコンサルタントとしてではなく社内でやってもらいたいという要望があれば対応もしています。
仕事の方法・プロセス・またそれを支えるITがなければ、結局定着化せず企業は変わっていきません。企業の方々と共にやっていきましょう、と提案し推進していく必要があります。
他社と差別化するとしたらどのような点でしょうか?
ほとんどの業種・職種において現場の指導、または課題認識ができます。経営のトップへのアドバイスが可能です。先端の技術についてもアプローチが可能です。しかもかなりリーズナブルなFee(報酬)で提供することが可能です。
ある意味、大手コンサルティングファームは最初の3ヶ月に相当のコストをかけています。私たちが長くお付き合いさせていただくのは組織の隅から隅まで、人の隅から隅まで熟知した上で、その会社の歴史やどのような経緯でここまで編成を経てきたかということを理解するためです。
これがわかってしまえば次のテーマを考える事が可能です。長くお付き合いさせていただくと結果的にコンサルティング会社のコストが下がりますので、クライアントへもリーズナブルなFeeでサービスを提供できます。
新しい領域をやっていく訳ですから、長くコンサルティングする必要がありますね。多くの日本の会社は正しく認識が出来れば、正しい方向へ変わっていく力があると思っています。企業が変わっていこうとする時には、変わりたいと思っている人とそうでない人の調整、またいかに変革を加速するか、タイムリミットなどが重要になってきます。
今の状況を考えると各企業とも他社・他業界とのコラボレーションなど、従来の事業のバウンダリーを超えた視野をもっていないと難しいでしょうね。そしてここが我々の価値を提供できる点になります。つまりクライアントから依頼のあった内容をコンサルティングしているだけでは価値を提供できないという事です。「クライアントをどのように導いていくか」という立場で接していかなければなりません。このようなレベルでコンサルティングができる会社は少ないと思いますし、我々の強みでもあります。
求める人物像をおしえていただけますか?
コンサルティングが好きな人。出来ればコンサルティングを一生やりたいと思っている人。また、自分の強さを認識していて、弱いところは他の人に補ってもらおうという素直な気持ちを持っている人はコンサルタントとして成長するので、そういった方と一緒に働けるといいですね。また前述した我々の思いに共感できる人であることも重要です。
御社にはどのようなバックグラウンドをお持ちの方がいらっしゃるのでしょうか?
戦略系、総合系、コミュニケーション系のコンサルティングファーム、企業内のコンサルティング部門の人などが在籍していますので、コンサルティングファーム出身の方だと馴染みやすいと思います。入社後の研修はOJTが中心になりますので、コンサルティングの基礎知識をお持ちの方は早い段階でご活躍できると思います。
御社の今後の方向性を教えてください。
今後も質を求めていきたいと考えています。無理に拡大しようとは考えていません。また、業界軸では製造業、エネルギー関連はいろんな可能性を持っていると思っていますので、引き続き強化していきたいと考えています。
もうひとつ、色々なモノの考え方はコラボレーションを通して他のコンサルティングファームにもっと広げていきたい、とも考えています。私達が思い描いているコンサルティングをやろうとすると、自分たちだけではプロジェクトが成立しないことが多いのです。こうゆうことが必要だ、と思ったらその領域ができる人たちとコラボレーションすることがあります。今手がけているプロジェクトの大半は他社とのコラボレーションで進めています。
このような関係を様々なファームと作っていきたいと考えています。それぞれのファームに強みがあるはずですから、良いところが混ざってコラボレーションできると良いですね。
最後にメッセージをお願いします。
「日本を元気にしていく」「日本のあり方を一緒に考えて提案していく」仕事に興味をお持ちの方、お待ちしています。
| 社名 | シナジェティック・コンサルティング株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1998年 5月25日 |
| 資本金 | 4千万円 |
| 従業員数 | 約10名 |
| 企業概要 | クライアント企業の事業を、戦略・テクノロジー・ビジネスプロセス・人事組織の4つの機能から変革の計画立案とその実行までをサポート。 |
| 待遇・福利厚生 | 社会保険完備、昼食補助、健康診断 |
| 勤務時間 | 9:30~18:00 |
| 休日休暇 | 土日祝日、年末年始、慶弔並びに有給休暇支給 |
| 採用プロセス | 面接3回 |
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